葛飾区中古マンションの売却依頼が来たときに良く聞かれる質問をブログにしました!
中古マンションを売却する場合、現状のまま引き渡しを行うことはリフォーム費用などが必要ないので有効な手法と言えます。
そのため住んでいるマンションなどを売ることを考えている場合、この「現況渡し」や「現況有姿」という方法について、法的にどのように解釈すれば良いのかしっかりと確認しておきましょう。
設備のメンテナンスが行き届いていれば物件価値は上がる?
中古マンションには、玄関にはインターホン、床には床暖房、トイレにはウォシュレット、洗面台はシャンプードレッサーなどなど・・・挙げるとキリがないほどたくさんの設備が付帯されています。
しかし長期間使用し続けて行けば、故障することもあるでしょうし、使っている時に調子が悪いと感じることもあるでしょう。
年数が経過していれば、メーカーの保証期間を経過しているということもあるはずです。
そのため設備に対してもしっかりと定期的なメンテナンスが行き届いていれば、例え中古でもマンションの価値は高くなり、売却価格にも反映されることになるでしょう。
しかし仮に設備に不具合がある場合、その全てを完全な状態にして引き渡すようにすると売主の負担が重くなってしまいます。
このような場合、「現況有姿」という形で売却することが有効な方法となるでしょう。
使用可能な設備を「現況有姿」と表記で表示し、修理や故障するリスクやコストなどを伝えておくことで買主に不動産の価値を理解して納得した上で購入して貰うことができるはずです。
それなら例え古いマンションだとしても売りやすいと思うかもしれませんが、契約書上に記載する場合に注意しておきたいこともあります。
そもそも現況有姿という言葉は、法律用語として曖昧で明確な定義がなく、そのままの状態で引き渡すことで売主の瑕疵担保責任を免責することにはなりません。
仮に債務が履行できなくなった場合、売主と買主のどちらがそのリスクを引き受けるのかが問題になると考えられますので、「現況有姿」という言葉を使うのではなく、状況について個別に取り決めを記載したほうが良いと言えるでしょう。
なお、契約は人と人が行うものなので、現状のまま引き渡す取引なのだから、買った人が後でどうなろうが知ったことではないという考え方はお互いが安心できる取引とは言えません。
マナーとモラルを持った上で契約に臨むことが必要ですが、もし葛飾区で中古マンションを売却しようと考えていて、そのままの状態で売ったほうが良いのか迷っている場合など、東金町にある弊社にご相談ください。しっかりと売却に関してのノウハウなどをアドバイスさせていただきます。